06:たばこ
「ねぇ。ソレそんなにうまいの?」
いつものように煙草に火を点けるのを見ながらふと聞いてみた。
「うまいぜ。吸ってみるか?」
そう言って火のついた煙草の吸い口をむけられ、
好奇心に負けた……ことを後悔する。
「…っコレのっ……どこがうまいって……?」
むせて涙目になりながら睨み付ける。
が、ハボックは「オコサマにはわかんないか」と笑いながら髪をかき回してきた。
いつものように子供あつかいするなと叫ぼうとして、
ふと、苦い香りが近づいた身体から掠めた。
「煙草はすごい不味かったけど、少尉の匂いは好き」
そう呟いて、まだ頭の上にあった手を捕まえて、手のひらに口づけた。
ハボックはちょっと驚いたように目を見開いたけど、
「うれしいこと言ってくれるもんだ」
と笑ってキスをくれた。
アナタとのキスは苦くて、とても甘い。
オワリ
恥ずかしっ。
えっと、お題初挑戦の代物です。
砂吐きそうとか言わないソコ!
基本は基本らしくおさえてみたかんじですかね。
手に付いたたばこの匂いは堪らないものがあると思う。
2004/7/17
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