The sun rises in the west













つまらないひと言にむかついて
顔を合わせれば喧嘩して
そんな相手の顔が緊張に張り詰めていた。








「どうにも…」





「オマエが好きみたいだ」












あーもう、なんでこんなことになってるのかなぁと頭の片隅で考えてみるも、
ガチガチに緊張しながら遠慮がちに廻ってきた腕をかわいいなぁと思ってしまった俺はきっともう救えない。
女の子大好きなこの俺様が、男(しかも大嫌い)に告られてうれしいなんてどうかしている。
でも…
某天才の父親曰く、太陽が西から昇ったとしてもそれでいいらしいじゃないか。
それに比べたらこんな些細なこと。










「っていい加減はなせよ!」

「イヤだ」

「離せ!」

「……嫌だ」

「〜っ!止めっ…」

「……」

「…ってどこ触ってやがる!こんのエロ犬がぁっっ!!!!!!」







渾身の一撃を喰らわして腕から抜け出す。
まったく、人がおとなしくしてるとすぐ調子に乗りやがる。
早まった選択をしたかもしれないと少し思ったけれど、
顔が火照っているのはきっと怒りのせいじゃない。






つまらないひと言にむかついて、
顔を合わせれば喧嘩する。
そんな相手の腕をつかんで引き上げる。






満面の笑顔を添えて。










初書き犬猿。  

友人エリナ嬢に捧げたモノです。  
どうせなら自分のところにもこっそりと思って本当にこっそりup。  
2005/02/26