ぽかぽか








桜の花咲き誇る司令部の中庭。

芝生にごろごろと転がりながら、
ぽかぽか陽気の昼下がりを満喫する仔猫が一匹。

「鋼の」

呼び掛ける。
と、仔猫はピクッっと耳を動かし、微睡みの世界から覚醒した。
「ん…大佐ぁ?」
ほにゃんと寝呆けた顔がカワイイvV
あまりにもカワイイものだから、思わず手をのばした。

 …ん?

いつもならここで『さわるなっ!』と猫パンチがくるはずなのに、
今日に限ってくすぐったそうに目を細めておとなしく撫でられている。
ぽかぽか陽気で上機嫌に寝呆けているらしい。

 …この寝呆けっぷりはっvV
 これは少々調子に乗っても…?

鋼のから手を離すと、近くの桜の幹に背を預ける。
ヒザのうえに手招きすると、首をかたげてコチラを見ていた顔が笑顔になって、
ぱたぱたと近づいてきてぱふんと抱きつかれた。
 
 …グッジョブぽかぽか陽気っ!!

小さくガッツポーズをきめると、すでに寝息を立て始めた身体を抱き締める。

ぽかぽか陽気に感謝して一緒にお昼寝。
幸せすぎる春の昼下がり。

















このあと休憩が終わっても戻ってこない大佐を捜しにきた中尉に、
残業するならと見逃してもらったとか、

今度はしっかりと覚醒した鋼のに
ベタベタ触んなっ!とパンチをもらったとか、

それはまた別のはなし。




















↓おまけ


殴られた腹をさすりながら執務室に戻ると、
そこには机を埋め尽くす書類の山…
「中尉…、この山は…?」
恐る恐る尋ねると、にっこり笑顔が返ってきた。
「今日中の書類です」
「これ…全部かね?」
「ええ」
即答された。
「鋼のを待たせてあるんだが…?」
決死の覚悟で尋ねてみる。
「そちらは私がお相手しておきます」
いいからとっとと仕事してください!じゃないと私まで帰れないんで!
と、背後からオーラが語っている。
「……すまないね」


昼寝しすぎてしまったことが悔やまれる。

つい先程感謝した春のぽかぽか陽気を恨めしく思いながら、黙々と書類の山と格闘を開始した。






終わり







エド猫本を購入しまして。  
エド猫があまりにも可愛かったもので、  
つい勢いでかいてしまいました。  
パクリではありません。  
オマージュです。  


 初書き猫エド話。  
 猫エドは、今後増やして行きたい。  
因みに、この猫エドは猫耳しっぽで普通サイズ希望。  
2004/7/17